朝起きた瞬間、腰や背中が重い…そんな日、ありませんか?
寝ているあいだに私たちの骨盤は「ゆるみ・ねじれ」が起こりやすく、放っておくと猫背やぽっこりお腹の原因になることも。
でも、朝のたった3分ストレッチで骨盤をリセットすれば、1日中スッと姿勢が整い、代謝も気分もアップ!
この記事では、骨盤ケアの専門家が「朝だけでできる骨盤リセット習慣」をわかりやすく紹介します。
朝3分で骨盤リセット!1日中スッキリ姿勢が続く「朝ストレッチ習慣」

朝ストレッチで「骨盤リセット」できる理由
寝起きの骨盤はゆがみやすい?
朝、起きた瞬間に「腰が重い」「背中がこわばる」と感じる方は多いと思います。
寝ている間、体は長時間ほとんど動かないため、筋肉や関節が固まりやすく、とくに骨盤まわりは血流が滞り、わずかに「ゆるみ」や「ねじれ」が起こりやすい状態になります。
実際、「朝、勢いで“エイッ”と起き上がってました! 」という話をよく聞きます。
この「勢いで起きる動作」は、まだ筋肉が目覚めきっていない状態で体をねじるため、骨盤や腰椎に余計なひねりのストレスがかかってしまいます。
整体師の立場から見ると、寝起きの骨盤は“半分眠っている”ようなもの。
筋肉がまだ緩んでいる分、ちょっとした動作でもズレが生じやすいのです。
たとえば、片手で起き上がったり、勢いよく体をひねってベッドから出たりすると、その瞬間に骨盤の左右差が強まることがあります。
今回紹介する朝ストレッチをする時間・場所がない場合は、「まず体をゆっくり伸ばす → 横向きになって手で支えながら起き上がる」流れでもOK!
もう少し余裕がある場合は、起床時ベッドの上や布団の上で「2分骨盤リセット」がおすすめ。
・仰向けで両ひざを立てて、左に両ひざをゴロン→右に両ひざをゴロン
・両膝をもとに戻し、片膝を胸に引き寄せて深呼吸
このワンクッションを入れるだけで、骨盤や腰への負担を大きく減らせます。
朝のストレッチで骨盤を整えることは、こうした“寝起き特有のゆがみ”をリセットするためにも、とても理にかなった習慣です。
朝のストレッチで筋肉スイッチがONになる
朝のストレッチは、単に体をほぐすだけでなく、「姿勢を支える筋肉」を目覚めさせる大切な時間です。
寝ている間は副交感神経が優位になり、体がリラックスモードになっています。
この状態のまま動き始めると、筋肉の反応が鈍く、姿勢を保つための“支え”がまだ働きにくいのです。
ストレッチを行うことで、筋肉に酸素と血流が行き渡り、自律神経も少しずつ「活動モード(交感神経)」に切り替わります。
特に、骨盤まわりの“大腰筋(だいようきん)”や“中殿筋(ちゅうでんきん)”は、上半身と下半身をつなぐ重要な筋肉。
ここがしっかり働くことで、背骨が自然と立ち上がり、姿勢がスッと整いやすくなります。
また、朝の動き出しでこの「骨盤周囲の筋肉スイッチ」を入れておくと、その後の家事・通勤・デスクワークの姿勢にも良い影響が続きます。
整体の現場でも、「朝に軽く動かす習慣ができてから腰の重さが減った」「猫背になりにくくなった」という声はとても多いです。
つまり、朝のストレッチは“骨盤の目覚まし”であり、“姿勢スイッチ”の役割を持っています。
ほんの3分でもいいので、体をやさしく伸ばし、1日のスタートに向けて筋肉と神経を目覚めさせてあげましょう。

大腰筋(だいようきん)
背骨と太ももの骨をつなぐ、体の“深いところ”にある筋肉。
骨盤を立てて姿勢を支える中心的な役割を持ち、ここが弱ると腰が反ったり丸まったりしやすくなります。腰痛の原因になることが多い筋肉です。

中殿筋(ちゅうでんきん)
お尻の横にある筋肉で、骨盤を左右から支える“スタビライザー(安定させるもの)”のような存在。
片脚立ちや歩くときに骨盤がグラつかないよう、バランスを保っています。
ここがガチガチに凝っているお客様が多いです!😱

代謝・姿勢・メンタルにも効果的
骨盤が整うと、呼吸の通り道である「横隔膜(おうかくまく)」がスムーズに動きやすくなります。
呼吸が深くなることで全身に酸素が行きわたり、血流が改善し、自然と代謝も上がります。
また、姿勢が整うことで「体の重心」が安定し、無駄な力が抜けて疲れにくくなります。
さらに、深い呼吸は自律神経のバランスを整えるため、朝から気持ちがスッと落ち着き、前向きな1日をスタートできます。
朝ストレッチは、代謝アップ・姿勢改善・メンタルリセットの3つを同時に叶える、まさに“心と体のスイッチ”です。

横隔膜(おうかくまく)とは?
胸とお腹のあいだにある「呼吸の主役」といえる筋肉です。
息を吸うときに下がり、吐くときに上がるポンプのような動きをします。
この筋肉がしっかり動くと、深い呼吸ができて酸素が全身に行きわたり、代謝アップやリラックスにもつながります。

3分でできる!骨盤リセット朝ストレッチ
骨盤ゆらしストレッチ(寝たままでOK)
仰向けになり、両ひざを立てて左右に小さくゆらします。
腰の筋肉をゆるめ、寝ている間に偏った骨盤のバランスを整えます。
リズムよく10〜15回ほどゆらして、呼吸を止めずに行いましょう。
ひざ抱えストレッチ(腰まわりをゆるめる)

仰向けのまま、片ひざを抱えて胸に引き寄せます。
腰からお尻の筋肉を心地よく伸ばし、骨盤の位置をまっすぐに戻します。
左右それぞれ10秒ずつ、ゆっくり呼吸をしながら行いましょう。
背伸びツイスト(立ち姿勢でリセット)
立ち上がり、両手を頭の上で組みながら大きく背伸びします。
そのまま上半身を左右に軽くひねり、体幹を刺激します。
骨盤を支えるインナーマッスルが働き、姿勢がスッと安定します。
ストレッチを続けるためのポイント

朝の「ながら時間」に取り入れる
起きてすぐ、洗顔前、コーヒーを淹れる前など、決まったタイミングに組み込むと習慣化しやすくなります。
「朝のルーティンの一部」にすることが継続のコツです。
呼吸を止めずに行うこと
ストレッチ中は、呼吸を止めずに「吸って・吐いて」を意識しましょう。
深呼吸で副交感神経が働き、体がゆるみやすくなります。
朝ストレッチ後は「骨盤を支えるケアアイテム」で美姿勢キープ!
朝のストレッチで骨盤を整えたあとは、その状態をキープする時間が大切です。
骨盤まわりは一度整っても、日中の姿勢や動作でゆるみやすいため、サポートアイテムを使うことで「整った骨盤」を持続しやすくなります。
整体師としてもおすすめなのは、着けるだけで骨盤をやさしく支えてくれるサポートベルトやショーツタイプ。
特に「家事中・デスクワーク中・お出かけ中」にも自然に使えるタイプが◎です。
💡おすすめ商品:マジカルシェリー骨盤ショーツ
寝起きのストレッチで整えた骨盤をそのままキープ。
着るだけで骨盤まわりを支え、**下腹スッキリ×姿勢シャン!**をサポートします。
通気性のよい素材で、朝の身支度中にも着けやすいのがポイント。
🔹 こんな方におすすめ
・朝ストレッチ後の姿勢を長く保ちたい
・骨盤の開きが気になる
・下腹やヒップラインを整えたい
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朝のストレッチで整えた骨盤をそのまま保つには、**「動く時間」と「支える時間」**のバランスが大切。
サポートアイテムを上手に取り入れることで、骨盤ケアはぐっとラクに、そして長続きします。
前日夜のケアも意外と大切
朝ストレッチの効果を高めるには、前夜の姿勢もポイントです。
スマホ姿勢や脚組みを控えるだけでも、翌朝の骨盤リセットがスムーズになります。
夜の“寝姿勢ケア”で翌朝が変わる!
せっかく朝ストレッチをしても、夜の寝姿勢で骨盤が沈んでしまうと、翌朝またリセットが必要に…。
整体師おすすめの寝具を使えば、寝ている間も骨盤をやさしく支えられます。
💡おすすめ商品:モットン高反発マットレス
寝返りしやすく、腰や骨盤の沈み込みを防ぐ設計。
朝の腰の重さや猫背姿勢の原因を軽減し、ストレッチ効果を“眠っている間に維持”。
硬すぎず柔らかすぎない中反発で、快眠サポートにも◎。
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朝ストレッチが合わない人は?注意点もチェック

ぎっくり腰や坐骨神経痛のある人は控える
痛みやしびれが出ている場合は、無理に動かすと悪化することがあります。
医師や整体師に相談し、安静が必要なときはストレッチを控えましょう。
痛みを感じたら中止しよう
軽い伸び感はOKですが、「ズキッ」とした痛みはNGサインです。
骨盤まわりは神経が集中しているため、無理せず心地よい範囲で行いましょう。
まとめ 朝3分で一日が変わる!
骨盤をリセットする朝ストレッチは、1日の姿勢・代謝・気分を整えるスイッチです。
最初は1種類だけでも大丈夫。
「動く習慣」を続けることで、体が自然に目覚め、骨盤の歪みもリセットしやすくなります。
今日の朝から、3分だけ自分のためのリセット時間を作ってみませんか?
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