あまり気づかないものですが・・・・
ふと、お尻が冷たいことに気づいたことはありませんか?
「お尻のほっぺの部分だけヒンヤリ・・・なぜ??」
という方は意外にも多いのではないでしょうか?!
お尻が冷たいと、色々な悪影響が出てくるのです!
ズバリ、下半身太りに悩んでいませんか?
今回はお尻が冷える原因と、そこから起こる悪影響、そして解消法について解説しました。
お尻を触ってみて「冷たい!」と感じた方は、ぜひご覧ください(>人<;)
お尻が冷たくなっていませんか?【温活のススメ】
お尻が冷たくなる理由
- お尻には脂肪が多い
- 筋肉量が少ない
- 圧迫を受けやすい
①お尻には脂肪が多い
脂肪は寒さから身を守る性質がある一方、「冷えやすく温まりにくい」という性質があります。
②筋肉量が少ない
女性の場合は男性よりも筋肉量が少なく、女性ホルモンの働きで筋肉がつきづらく、脂肪がつきやすいという傾向になります。
筋肉量が少ないと、熱を作る量が少なくなるので冷えやすくなります。
③お尻は圧迫を受けやすい
座っている時、体重がお尻にダイレクトにかかります。
体重を受ければ受けるほど、血管が圧迫を受け、血液の流れが悪くなって冷えてしまいます。
また、お尻の脂肪には太い血管がないため、血液の流れは主に細い血管、毛細血管がメインで行っているのでさらに血流は悪くなりがちです。
立っている場合も、お尻の筋肉は「立つ」という姿勢をキープするために動かずに緊張し続けているため、血管が圧迫を受けてしまいます。
お尻自体が、あまり動かさないパーツなので、圧迫を受けやすいといえます。
お尻の冷えからくる不調
- 太りやすくなる(特に下半身)
- 足がむくみやすくなる
- 婦人科系疾患を起こしやすい
- 腰痛になりやすい
- 月経痛の症状が重くなりやすい
①太りやすくなる(特に下半身)
お尻の筋肉が凝り固まって冷えていると、そこを通る血管を圧迫してしまい、下半身への血流も悪くなってしまします。
血流が悪いと、十分に酸素や栄養が運ばれてこないので代謝が落ちて太りやすくなってしまいます。
②足がむくみやすくなる
①と同じで、血流が悪くなると、足で血液が停滞します。
血液が停滞していると、余分な水分はどんどん足に溜まってしまい、むくみやすくなってしまします。
③婦人科系疾患を起こしやすい
お尻が冷えているということは、骨盤まわりや骨盤内での血流も悪くなったり、冷えを起こしています。
子宮や卵巣などの婦人科系に冷えは大敵です。
働きが低下してしまったり、不調を起こしやすくなります。
④腰痛を起こしやすい
お尻の筋肉が凝り固まって冷えているとき、腰の筋肉も緊張しやすくなります。
⑤月経痛の症状が重くなりやすい
骨盤内の血流が悪くなることで、東洋医学的にいういわゆる「瘀血(おけつ)」がたまり、流れが悪くなることで痛みを引き起こしやすくなります。
お尻を温めよう!
お尻が冷えているとさまざまな悪影響が出てしまいます。
自分に合った方法で、お尻を温める【温活】を実践していきましょう!
- 仙骨を温める
- ツボ刺激
- お尻の筋肉をほぐす
- お尻の筋肉を鍛える
①仙骨を温める
仙骨は、腰の下あたりにある骨盤を構成する三角形の骨です。
下図の赤い四角形のあたりにカイロを貼って温めてください。
②ツボ刺激
上図に示している次髎(じりょう)というツボは、骨盤内の血行を良くしてくれるツボです。
次髎を刺激すると、骨盤まわり(お腹、腰、お尻)の血流がよくなります。
あわせて、腰痛・膝痛をやわらげたり、子宮と卵巣の働きをよくするツボです。
①のカイロで温める温熱刺激のほか、指圧やテニスボールを使った刺激でも効果があります。
マッサージボールをツボに当たるようにして、仰向けに寝ます。
1〜2分間、気持ち良さを感じながら刺激します。
(痛い場合は、両膝を曲げてください)
③お尻の筋肉をほぐす
・大殿筋のストレッチ(左右3セットずつ)
大殿筋はお尻をおおう大きな筋肉です。
ヒトの筋肉の大きさランキング第2位です。
大殿筋をしっかりほぐして動きをよくしておきましょう!
①床に両膝を立てて座る。両手は後ろにつく。(両足は肩幅くらいに開く)
②左足の足首を右膝に乗せる。
③股関節から曲げるイメージで、上半身を倒す。左側のお尻が伸びているのを感じながら15秒間キープ。鼻から息を吸って口から吐く呼吸を続ける。
④逆側も同じようにおこなう。
・梨状筋のストレッチ(左右3セットずつ)
梨状筋は、お尻の深い部分にある筋肉で、仙骨と大腿骨を結ぶ筋肉です。
梨状筋が硬く緊張して、その下を通る神経を圧迫したり、足が外側にねじれがちになります。
①床に両膝を立てて座る。両手は後ろにつく。(両足は肩幅くらいに開く)
②左足の足首を右膝に乗せる。
③息を吐きながら右膝を内側に倒していく。倒せるところまで倒したら15秒間キープ。
鼻から息を吸って口から吐く呼吸を続ける。
③逆側も同じようにおこなう。
④お尻の筋肉を鍛える
・大殿筋のトレーニング(15回×3セット)
体の中で2番目に大きい筋肉である大殿筋を鍛えることで効率的に代謝をアップしましょう!
お尻をしっかり動かせるようになり、血流アップ、ヒップアップにもなります。
スクワットは大殿筋だけでなく、下半身全体を鍛えられ、キレイな姿勢を作れます。
①両足を肩幅に広げ、つま先はやや外側にむける。(膝とつま先が同じ方向を向くように。膝がつま先よりも前に出ないように注意!)
②背筋を伸ばし、息を吸いながら膝を曲げる。(太ももが地面と並行になるところまで)
③息を吐きながら、膝を伸ばす。(膝は伸びきらない程度に)
まとめ
・お尻は冷えやすい。
・お尻が冷えていると、下半身の血流が悪くなっている。
・お尻の冷えは、下半身太り・足のむくみ・婦人科系疾患・月経痛・腰痛の原因になりがち。
・お尻の冷えを解消するために、仙骨を温める・ツボ刺激・お尻の筋肉のストレッチとトレーニングがオススメ
最後まで読んでくださりありがとうございます。
私が整体をするときは、必ずお尻は施術します。
ここに書いた症状だけでなく、お尻の冷え・緊張は肩こりの原因にもなっています。
お尻を施術してもらうと、骨盤も整ってからだ全体の巡りが良くなり、かなりスッキリするはずです。
整体院に行ったときは、ぜひオーダーしてみてくださいね♪
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