こんにちは、鍼灸整体師yuです。
朝起きた瞬間から「首や肩の付け根が重い」「背中がガチガチで呼吸が浅い」と感じることはありませんか?
実は、朝の体は無理に動かすよりも、背中の緊張を1か所ゆるめるだけで首や肩まで一気に軽くなることが多いのです。
そもそも、なぜ肩を揉んでもスッキリしないのか?
その意外な理由は👉こちらの「肩を揉んでも治らない理由」で詳しく解説しています。
そんな朝の救世主となるツボが、肩中兪(けんちゅうゆ)です。
この記事では、毎日現場で100本の鍼とお肌に向き合うプロの視点から、このツボの本当の探し方と、効果を最大化するセルフケアのポイントを詳しく解説します。
肩中兪(けんちゅうゆ)の効果とメリット
肩中兪は、肩こりや背中の不快感を解消するために非常に重要なポイントです。
特に以下のような悩みを持つ方におすすめのツボです。
- 首・肩の重だるさ:デスクワーク前から疲れを感じている時
- 背中のこわばり:肩甲骨周りがガチガチで、姿勢が崩れている時
- 呼吸の浅さ:自律神経の乱れや緊張で、深く息を吸い込みにくい時
朝一番にこのツボを整えることで、上半身の血流を促し、1日を軽やかにスタートさせることができます。
肩中兪の正しい場所と鍼灸師の探し方

▲肩中兪の場所と、一番簡単な見つけ方
ツボの位置は「正確な一点」を探そうとして力まないことが大切です。
指先で感じる「心地よさ」を基準にしましょう。
基本の位置
首のつけ根で一番出っ張る骨(第7頸椎)の下のくぼみから、左右へ指の幅3本分外側にあります。
鍼灸師のアドバイス:失敗しない見つけ方
反対側の手で肩を軽くつかんだとき、人差し指が自然に当たるポイントを目安にしてください。
肩をすくめず、力を抜いた姿勢で触れるのがコツです。
鍼灸師のひと工夫:温めると効果倍増!
指で押すのが疲れてしまう時や、
忙しい朝の家事の間には、
「温熱ケア」を味方につけましょう。
ツボ周辺をじっくり温めることで、
ガチガチの筋肉がより早くほぐれますよ。
私が愛用している「繰り返し使える」便利アイテムはこちらです。
鍼灸師が教える効果的な押し方と注意点
肩中兪は「強く押してコリを取る」場所ではありません。
「姿勢を保持するための筋肉の緊張をリセットする」のが真の目的です。
- 姿勢:椅子に座ったまま、または立ったままでリラックスします。
- 圧の強さ:指の腹を当て、皮膚が少し沈む程度の「心地よい圧」で十分です。
- 時間と呼吸:30〜60秒間、自然な呼吸を止めずに指を当てたまま「待ちます」。
ここが重要!
指を当てたあと、無理に揉んだり姿勢を正そうとしたりする必要はありません。
背中の奥が「ふっとゆるむ」感覚や、「呼吸が入りやすくなる」変化をじっくりと感じてみてください。
yu:「もっと深く呼吸を整えて、体の中からスッキリしたい!」という方は、あわせてこの記事のエクササイズも試してみてくださいね。
反応が出にくい時の「臨床視点」の微調整法
もし変化を感じにくい場合は、高さが数ミリ単位でズレている可能性があります。
- 左右には動かさず、同じライン上で「上下」にだけごく小さく動かしてみてください。
- 「正解の高さ」に当たると、背中より先に胸や脇がふっとゆるむ感覚が先に出やすくなります。
専門知識:解剖学と東洋医学から見た肩中兪

図:首・肩・背中を支える主な筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋)
なぜこの場所が効くのか、理論的な背景を知ることでセルフケアの質が高まります。
【東洋医学的視点】
手の太陽小腸経(SI15)に属するツボです。
小腸経は首・肩・肩甲帯の動きや、姿勢保持の力の伝達に深く関わります。
上半身の緊張配分を整えるのに最適です。
【解剖学的視点】
この部位には、僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋といった肩甲骨を支える重要な筋肉が重なり合っています。
非常に繊細な場所であるため、強い刺激による「防御反射(筋肉が守ろうとして硬くなる現象)」を避け、優しくアプローチすることが鉄則です。
肩中兪をゆるめると「痩せやすい体」に近づく理由
骨盤ダイエットを研究する私がお伝えしたいのは、背中のこわばりは代謝を下げるということです。
肩中兪がある肩甲骨周りには、脂肪燃焼を助ける「褐色脂肪細胞」が多く集まっています。
このツボを優しく刺激して血流を促すことで、以下のような相乗効果が期待できます。
- 代謝アップ:肩甲骨の動きが良くなり、消費エネルギーが増える
- 姿勢改善:巻き肩が解消され、お腹周りがスッキリ見える
- むくみスッキリ:上半身のリンパの流れがスムーズになる
ダイエットを成功させるためにも、朝の「肩中兪」ケアは欠かせません。
よくある質問(Q&A)
読者の皆さんからよくいただく疑問に、鍼灸師の視点でお答えします。
Q:左右どちらを優先して押すべきですか?
A:まずは「より重い・硬い」と感じる方から試してみてください。
両方行うのが理想ですが、時間がない朝は特に違和感がある側だけでも十分効果的です。
Q:お風呂の中でやってもいいですか?
A:はい、効果的です!体が温まっている状態で行うと、より筋肉が緩みやすくなります。
ただし、のぼせないようにリラックスできる範囲で行ってくださいね。
Q:手が届きにくいのですが、どうすればいいですか?
A:テニスボールやマッサージボールを床に置き、その上に肩中兪のあたりがくるように寝転がるのも一つの手です。
ただし、自重がかかりすぎないよう、強さには十分注意してください。
まとめ:セルフケアは「自分を慈しむ時間」
最後に
触れた瞬間に強い痛みがある場合や、寝不足で体調が優れない時は、無理にツボを刺激しないことも立派なセルフケアです。
代わりに、椅子に座ってゆっくり深呼吸を2〜3回。
それだけで十分です。
「今日はやらない」という判断ができるのは、自分の体と向き合えている証拠です。
朝の60秒、肩中兪に触れる時間を通して、自分自身を丁寧に整えていきましょう。
鍼灸整体師yuでした。




コメント