中腰姿勢は腰痛の原因?

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
中腰姿勢は腰痛の原因? 美容、健康、ダイエット

中腰姿勢は腰痛の原因?

中腰姿勢は腰痛の原因?

「中腰は腰に良くないよ!」

と聞いたことはありませんか?

30代くらいまでの方は「聞いたことはあるけど、何が良くないの?」

という方が多く、40代以降の方では、なんとなく「中腰が腰に良くない」という実感をされている方が多いのではないでしょうか?

例えば、キッチンで食器洗いを長時間していたり、洗面所で顔を洗っているときに「腰が痛い」と感じたことはありませんか?

この時の姿勢がまさに「中腰姿勢」なのです。

中腰(腰だけを曲げた姿勢)は、実は腰(腰椎)にとても負担をかけているのです。

この中腰姿勢が、腰に負担をかけている理由を解説していきます。

中腰とは

中腰とは腰を半分かがめた姿勢のことです。

日常の何気ない動作でもよくやる姿勢ですね。

机の上で行う軽作業や、調理、エステ、介護、マッサージなどの職業の方も中腰姿勢を取っている時間が長いです。

そもそも体にとっては、同じ姿勢を長時間続けることは負担になります。

中腰姿勢を長時間キープすることは、さらに体にとっては負担となります。

腰を曲げるという動作

腰を曲げるという動作は、

①腰椎(背骨の骨のうち、腰の部分の骨のこと)屈曲

②骨盤前傾

③股関節屈曲

この三つのが連動してリズム良く動くことで、もっともスムーズな動きとなります。

中腰姿勢は腰痛の原因?

しかし中腰姿勢というのは、この腰を曲げる動作のうち①の腰椎屈曲のみを行って腰を曲げていることが多く、腰椎部分に大きな負担をかけることになります。

腰椎を屈曲させると、骨と骨の間のクッション材である椎間板の前方部分に圧が集中します。

すると、椎間板の中にある髄核というゼリー状のものが椎間板の後方へ押し出されていき、後縦靭帯という背骨を補強する靭帯を圧迫します。

この圧迫された後縦靭帯は後ろへ押し出されて、近くを通っている脊髄を圧迫します。

また、中腰姿勢をとっている状態では、脊髄そのものは引っ張られて伸ばされている状態なので、靭帯に圧迫された時に、たわみを起こせず負担を軽くすることができません。

そのために脊髄はさらに強く圧迫を受けることになるので、神経症状が出やすくなります。

中腰姿勢によって起こる腰痛

中腰姿勢(前かがみ)が腰に悪いって本当?

中腰姿勢をよくとる方に多い腰痛は、前屈痛(前にかがんだ時に痛みが出る)です。

この前屈痛の原因として考えられるのは、

①筋肉が緊張を起こしている

②椎間板ヘルニア

③椎間板前方の損傷

④脊椎圧迫骨折

です。

①筋肉の緊張

前屈動作(中腰姿勢)をよく取ることで、重心は前方に移動します。

体は体を支えるために、前に倒れないように後側の筋肉を緊張させて踏ん張ります。

そのため、背中側(主に腰)の筋肉が緊張しすぎた状態となり、血流が悪くなってコリ・ハリを起こして痛みが出ます。

②前屈動作(中腰姿勢)によって、椎間板前方に圧が集中して椎間板が後方へ押し出されます。

この時、椎間板内の髄核というゼリー状の物質が押し出されます。これが椎間板ヘルニアです。

③前屈動作(中腰姿勢)によって、椎間板前方に圧が集中し、損傷しやすくなります。

④前屈動作(中腰姿勢)によって、椎間板前方に圧が集中するだけでなく、腰椎前方にも圧がかかります。

そのため、加齢などで骨粗鬆症を起こしていると骨がもろくなっているので骨折を起こしてしまう場合があります。

負担の少ない中腰姿勢

中腰は腰痛の原因とは言っても、日常生活で腰をかがめなければならない場面は多いですよね。

そこで、腰に負担が少ない中腰姿勢の取り方をご紹介します。

腰椎だけを屈曲させて腰を曲げると、腰椎に大きな負担がかかるので、

①腰椎

②骨盤

③股関節

この3つをバランスよく連動させれば一箇所への負担の集中を防ぐことができます。

腰からではなく、股関節から動かしていくのがポイントです。

まず、足のつま先をやや外側に広げます。

すると股関節が動きやすくなりますので、股関節を曲げてから腰を曲げます。

この時、やや腰をそらせてお尻を突き出すようなイメージで腰を曲げると良いです。

腰椎のやや前弯のカーブを保ちながら、骨盤・股関節から曲げていくイメージでかがむと負担が軽くなります。

背中を丸めて、腰だけを曲げるのが危険ですので注意しましょう!

中腰姿勢は腰痛の原因?

中腰姿勢が原因の腰痛解消法

どんな姿勢でも、長時間同じ姿勢を続けると筋肉は疲労し、血流が悪くなってコリ・ハリを起こして痛みが出るようになります。

中腰だけに限らず、立つ・座るなどの同じ姿勢を長時間、続けないように気をつけましょう。

合間に骨盤を動かすエクササイズを入れると良いですよ。

この骨盤を動かすエクササイズはできれば10回くらいするのがオススメです。

中腰姿勢は腰痛の原因?

まとめ

・中腰姿勢は腰に悪い。

・中腰姿勢は椎間板と腰椎の前方に負担がかかる。

・中腰姿勢で腰に負担をかけ続けることで、腰を曲げた時に痛みが出やすくなる。

・負担の少ない中腰姿勢(股関節から曲げていく)を取るように気をつけると良い。

・骨盤を動かすエクササイズで腰痛予防に効果あり。

よっしー
よっしー

最後まで読んでくださりありがとうございます。

私自身、仕事中は前かがみで中腰姿勢が多いです。

30代くらいまでは全く問題なかったのですが・・・

毎日の積み重ねで疲労が蓄積し、それが爆発すると大変なことになります。

皆さんも、日頃よくとる姿勢を少し意識してみてください(^ ^)

コメント