みなさんはキムチはお好きですか?
「発酵食品で健康・美容に良いから毎日食べている!」という方も多いのではないでしょうか?
しかし、本当にキムチは健康・美容に良いのでしょうか!?
今回はキムチを食べるメリット・デメリットについて解説しました。
【キムチ】健康に良いからって、食べすぎていませんか?
結論から言うと、キムチは1日50gまでが良いと言われています。
食べすぎると、塩分・刺激物のとり過ぎになり、せっかくの健康・美容効果が台無しになってしまいます。
美味しいから、健康・美容に良いからといって食べすぎないように注意しましょう。
キムチはどんな食べ物?
キムチは韓国の伝統料理で、白菜・きゅうり・大根などの野菜をヤンニョムという薬味ダレに漬けて作る発酵食品です。
そのキムチは本物?
スーパーなどで手軽に買えるキムチですが、そのキムチは果たして本物でしょうか?
というのもキムチと名前がついている商品には、発酵させたキムチと、発酵させていないキムチ(非発酵キムチ)があるからです。
キムチは発酵させた食品だからこそ、健康・美容効果が高いという利点があります。
しかし、非発酵キムチは、キムチ味の漬け汁に野菜を浅漬けにしたものです。
非発酵キムチも食物繊維などの栄養素が摂れますが、やはり発酵させたキムチには及びません。
本物キムチの証!アルンちゃん(キムチくん)マーク!
では、本物の発酵キムチと、非発酵キムチをどうやって見分けるのでしょうか?
簡単な方法があります。
「アルンちゃん(キムチくん)マーク」がついているかどうかで見分けます。
このマークは、韓国産の熟成発酵キムチにのみ表記が認められているマークです。
つまり、このアルンちゃん(キムチくん)マークがついているキムチは、韓国の伝統製法で作られた本物のキムチであるといえます。
実は私もそんなことは全く知らず、スーパーで適当に「キムチ」と名前のつく「野菜の浅漬け」を買ってしまっていました!!
ただし、アルンちゃん(キムチくん)マークがついていない国産キムチが全て非発酵キムチであるか?と問われるとそうではありません。
国産キムチでも、「熟成発酵」または「乳酸発酵」と言う言葉がパッケージに書いてあればそれは発酵キムチです。
発酵食品としてのキムチの健康・美容効果が期待できます!
発酵キムチの探し方
キムチの健康・美容効果
発酵熟成させたキムチにはたくさんの健康・美容効果があります。
整腸作用
キムチにはたくさんの乳酸菌が含まれています。
この乳酸菌は生きて腸まで届き、腸内環境を良くしてくれます。
腸内環境が良くなれば、便通が良くなるなどの整腸作用につながります。
乳酸菌は善玉菌と呼ばれる菌で、ヨーグルトやチーズなどの発酵食品にも含まれています。(よく聞くビフィズス菌も善玉菌の一種です。)
乳酸菌は炭水化物や糖を分解・発酵して、腸内を酸性にします。酸性になると、悪玉菌の繁殖を抑えてくれます。
悪玉菌は腸内で有害なガスなどを発生させて、腸内環境を荒らします。
乳酸菌がたくさん増えれば、悪さをする悪玉菌を抑えられるので、腸内環境は良くなります。
腸内の善玉菌・悪玉菌についてはこちらの記事も読まれています↓
免疫力アップ
腸内にはたくさんの免疫細胞があることが知られています。
キムチに含まれている乳酸菌の働きにより、腸内環境が良くなると、腸内の免疫細胞の働きが活性化されて免疫力がアップします。
ダイエット効果
キムチに含まれている乳酸菌の働きで腸内環境が整えば、便通が良くなったり、血行が良くなります。
血行が良くなることで、体温を上げやすく代謝がアップするので痩せやすくなります。
また、キムチの薬味である唐辛子に含まれるカプサイシンは、アドレナリンを分泌させる働きがあります。
アドレナリンは「活動、興奮、闘争」のホルモンで、ダイエットにうってつけの働きがあります。
アドレナリンにより脂肪分解が促進されますが、分解によってできた脂肪酸を運動により消費しなければまた元の脂肪に戻ってしまいますので、キムチを食べることと合わせてエクササイズを取り入れると効率的に脂肪を分解、消費できます。
美肌効果
キムチにはビタミン類が豊富に含まれています。
ビタミンC・・・キムチは加熱調理しないので、白菜や大根、きゅうりなどの野菜の持つビタミンCが壊さずに食べることができます。ビタミンCはコラーゲンの原料になり、肌のハリや弾力を保ちます。
ビタミンB2・・・美容のビタミンと言われ、皮膚や粘膜を健やかに保ちます。特に脂質の代謝を助けます。ビタミンB2を含むビタミンB群はキムチの発酵中に大幅に増えます。
βカロテン・・・抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防ぎアンチエイジング効果があります。また、体内ではビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康を維持します。
キムチを食べすぎると・・・
キムチには多くの美容・健康効果がありますが、だからと言って食べすぎることによるデメリットは無視できません。
冒頭で述べたように、キムチは1日に50gまでが良いといわれています。
キムチを食べすぎることによるデメリットは
- 塩分のとりすぎ→むくみ、高血圧、動脈硬化など
- カプサイシンのとりすぎ→胃粘膜が荒れる、逆流性食道炎、腹痛、脳への悪影響など
が挙げられます。
カプサイシンの長期大量摂取により、大腸癌の発症リスクが上がるとの調査報告もあるそうです。
ちなみにカプサイシンの致死量は、体重1kgあたり60〜75mgです。
唐辛子1gあたりにカプサイシンは約3mg含まれているので、
体重50kgの人であれば3000mg〜3750mgのカプサイシン、
唐辛子に換算すると1000〜1250本となります。
致死量についてはあまり心配する必要はなさそうですね。
まとめ
・キムチは食べすぎないように注意!1日50gくらいまで。
・キムチは発酵キムチと非発酵キムチがある。
・発酵食品としての効果を期待するなら発酵キムチをチョイス。
・発酵キムチの見分け方は、パッケージの「アルンちゃん(キムチくん)マーク」をチェック。
・発酵キムチのメリットは整腸作用、免疫力アップ、ダイエット効果、美肌効果。
・キムチを食べ過ぎると、むくみ、高血圧、動脈硬化、胃腸の不調などの危険性がある。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
キムチはご飯のお供に、ついつい食べすぎてしまいます。
私のおすすめは納豆キムチご飯です。
時間が経って少し酸っぱくなってしまったキムチは豚肉と一緒に炒めたり、キムチ鍋にしたり加熱調理すると美味しく食べられます。
しかしキムチの乳酸菌パワーを発揮させるために、酸っぱくなる前に生で食べたいですね(^_^)
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